満願寺窯 まんがんじがま

満願寺窯より

満願寺窯の風景
満願寺から

新作のマグカップや小鉢、8点を追加しました

正月気分も明け、日常に戻り再びものづくりの日々が始まりました。
そんな中、新しく商品を追加したので紹介させていただきます。

今回、追加したのはマグカップ、カフェオレボウル、小鉢です。
デニムなどの染色に用いられる「藍」から作った釉薬を施したカフェオレボウルと、二種類の小鉢です。

マグカップ

椿」から作った釉薬を使った小さめのマグカップです。

手びねりでカタチを作っています。
均等な厚さにはなりませんが、そこが手びねりの魅力で、どこか素朴で温かい印象になります。

小さい石などが多く荒い土を使っているため、削る際に小さなろくろ傷が無数につきます。
あえてその傷は消さずに残して、土っぽさや、自然の風合いを感じてもらえるマグカップになっています。

 

こちらも「椿」の釉薬を使ったマグカップですが、こちらは手びねりではなく、5ミリの土の板を作って、型抜きして一つずつ組み合わせて作る、クラフト的な作り方です。
若干、口をすぼめてあり、冷めにくくなっております。

取っ手のカタチをシャープにして、釉薬の付け方も都会的(僕の中で都会は直線でできている端正な世界(笑)にして、手びねりの「椿」のマグカップとは違ったモダンな印象を感じてもらえるマグカップになっています。

 

こちらは「ぶどう」の釉薬を使ったマグカップで、手びねりで作っています。
椿のマグカップとは違う滑らかな土を使って作っています。土が違うと同じ手びねり製法でも作りやすさにも差が出ます。

 

カフェオレボウル

デニムの染料としても知られる「藍」を釉薬にしたカフェオレボウルです。こちらのカフェオレボウルは茶碗と違い「高台」が無いため、和食器の雰囲気が取り除かれています。

成型時に外側に白土を施したのですが、焼き上がると白土に貫入がはいり表情が出ました。

息が白くなる季節、カフェオレやコーヒーなどを入れて両手で持ちながら、ほっこりぼんやりススキ野原に沈む太陽をお見送りする場面を想定して作りました一品です。

 

小鉢

椿」の釉薬を使った小鉢です。
椿の釉薬は数ある釉薬の中でも長いことレギュラーメンバーに入っていて、安定してヒット作品を出してくれます。

 

こちらは「柿と銀杏」の釉薬を使った小鉢です。

柿、銀杏の釉薬は溶けて混ざると美しい景色を見せてくれることがあります。
癖の強い色なので、好き嫌いが分かれやすい色合いなのですが僕はすごく気に入っています。

小鉢はいくつあってもいいです。僕の食器棚の中でもおそらく一番使っています。

今後もちょっと風変わりな小鉢も作って、購入いただけいるように追加していきます。

また新作を追加しましたら、ひょこっと紹介させていただきます。

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