満願寺窯より
満願寺から
恵みの雨
朝から恵みの雨が降り続いております。
去年もそうでしたが、今年も田んぼに水が入らず田植え準備が滞っていました。
が、2、3日前の大雨で無事に田んぼに水を引くことができました。
今年は無事に田植えをすることができそうです。
毎年この時期に雨上がりの蒸し暑い田んぼに行くと、数年ほど前に1ヶ月ほどかけて廻った東南アジアを思い出します。
蒸し暑く、かゆい。夕方蛙の声、野良犬、鶏、露天商、様々な声をよそに埃っぽい道を歩きボロボロのゲストハウスに帰りぬるいビールを飲む。遠く懐かしい大切な思い出です。
今は状況的に海外に行くこともできないですが、そのおかげで世界の発展による均一化、気候風土に即して発展した固有の文化の喪失が少しでも遅くなっているのなら、そのきっかけになっているのであれば、このウイルスの流行も悪いことばかりではありません。
目の前のこと、身の回りのことを考えるとどんどん窮屈になっている気がしますが、数年後振り返ってみた時に、遠く懐かしい思い出に変わっていること願っています。