満願寺窯より
満願寺から
田植え 完。
毎年これが終わるとホッとします。田植え。
※写真は田植え前ですが
春の行事。農耕民族であることを思い出させられるイベントです。
とは言ってもトラクター、田植え機を使った現代農業ですが。
今年は畦塗りという、田んぼの周りに土を盛って固め、田の水が抜けにくくなる工程をしてもらったので、例年よりも落ち水を減らせるかと思っていました。が田植え後に水を当ててみるとどこからか抜けているようで、、、
急遽鍬とスコップを駆使して畔作りを。
最近ではあまり見ない昔ながらの田んぼ風情になりました。
現代っ子ゆえその時代は知らないのですが、弥生時代から日本のお米作りが始まり、トラクターが普及するつい最近まではお手製の鍬などの農耕具を担いで家族で、地域で、協力して田を作っていたんだなと感じました。先人たちの偉業があって今もこうして田んぼを作らせてもらっているんだなぁと。
水を含んだ土は重く、ぬかるんだ土は歩き難く、車移動に慣れてしまった貧弱な足腰には大変な作業です。
今年はコロナウイルスのおかげ?で展示会の予定も立てれず、農業に割く時間が増えました。今からは梅雨後の雑草爆弾に備えて対策を講じるのみです。そこを乗りこうたら水害、台風などの地球のお叱りがなければ、秋には立派な穂をつけてもらえることでしょう。
春は農業の大変さに触れ、命を大事にいただこうという気持ちになります。夏頃には忘れそうになるので、今年は忘れないように田んぼに通おうと思います。